シーンの作り方

カットの配置

 カットの配置は、GameObjectメニューの「カットを追加」をクリックすることでできます。(0.17.1より前のバージョンではCutItemという名前です)

 シーンはプレイヤーアプリやスタジオアプリで再生する際、0番目のカットから順番に再生します。

 カットの進行はクリック、エンター、マウスホイールの下を入力するか、設定によって自動で進行するようにすることもできます。

 ショート版の紹介動画では0番目のカット以外を自動進行にしていますが、動画をキャプチャする際などに自動進行は使いやすい機能かと思います。

 カットを自動進行にしたい場合は、選択したカットオブジェクトのコンポーネントにある、autoplayの項目にチェックを入れてください。

オブジェクトの配置

 オブジェクトは基本的に、ゲームオブジェクトメニューから作成するか、プロジェクトフォルダからサンプルアセットやインポートファイルなどの保存したアセットを、シーンウインドウへドラッグアンドドロップすることで配置することができます。

オブジェクトの表示に関するルール

3Dオブジェクト

 名前の横のチェックを外して非表示にしない限り、配置した通りよりカメラの手前にあるものから表示されます。

UIオブジェクト

 配置したUIエリア(キャンバスといいます)の種類によって変わります。

 最前面に配置した場合、3Dオブジェクトなどに遮られることなく、メインカメラに映し出された画面の一番手前に表示されます。

 再背面に配置した場合、常に3Dオブジェクトなどの後ろに配置され、他のオブジェクトを遮ることなく一番奥に表示されます。

※同じキャンバスに配置したUI同士は、下にあるものから優先して表示されます。

シーンとカットのオブジェクト

 シーンそのものに配置したオブジェクトは非表示にしない限り常に表示されますが、各カットの子に配置したオブジェクトに関しては、そのカットが進行しているときにしか表示されません。
※エディターモード以外

 エディターモードで表示されていたオブジェクトが、エディターを閉じたあとにすべて非表示になり、クリックによってカットが進行すると、カットオブジェクトの子にあるオブジェクトが順番に表示されました。

 ただしカットオブジェクトのコンポーネントにある、keepdisplayというチェックボックスにチェックを入れた場合、シーン開始時にも非表示にならないようにすることができます。

コマンドの設置

 シーンの中のカットには、カットの再生中にシーンに動きをつけるためのコンポーネントである、コマンドをつけることができます。

 コマンドをつけるには、オブジェクトを選択後にインスペクタウインドウにあるAddComponentボタンをクリックしてください。

 その後検索窓に、commandと文字を打ち込むとコマンドコンポーネントをすべて検索することができます。またはつけたいコマンドが決まっているなら、そのコマンド名を入力してください。

 コマンドをつけるのはカットオブジェクト自体でも、その子でもどちらでも動作します。

コマンドごとの解説

カットのテストプレイ

 エディターモードでテストをしたいカットオブジェクトのコンポーネントに表示されている、テストプレイボタンをクリックすると、そのカットの動きを試すことができます。

 動画の、オブジェクトを線上で動かすコマンドはテストプレイでも終わりまで再生されていますが、BGMや音声、動画の再生時は、テストプレイボタンを押してからおおよそ3秒後に再生が停止されます。

シーンのテストプレイ

 スタジオアプリでエディターモードをファイルメニューから閉じると、シーン全体の動きをテストすることができます。

 ただし注意点として、別のシーンをロードする事ができるコマンドに関しては、テストプレイ時に動作しないようにしています。

 これは保存前のシーンの作業状態が失われてしまうことを防ぐための仕様です。

以下の動画は音が出ます

※この動画のシーンはコマンドのテストプレイのために作ったシーンです。各コマンドの解説に関しては専用のページを作成しますのでそちらから確認してください

 ちなみに一部のカットで途中でワープしているのは、カットの再生途中でクリックなどをすると、そのカットの再生を終了するようになっているからです。

シーンの再生方法

 ファイルメニューからエディターをクローズするとテストプレイをすることができることを既に説明しましたが、ここではそれとは別に、プレイヤーアプリにシーンファイルを入れてシーンを再生する方法を解説します。

  1. まず最初に、プレイヤーアプリではじめにロードしてほしいシーンの名前を「startscene」という名前にしてください。
  2. その後、プレイヤーアプリの「Project」フォルダの中の「Assets」フォルダに、スタジオアプリで作成した「startscene」を移動してください。
  3. 「startscene」以外にもコマンドでロードしたいシーンファイルがあったら、それらも同様に「Assets」フォルダに移動してください。
  4. コマンドで読み込みたい画像ファイルがあればプレイヤーアプリの、「Image」フォルダへ、音声ファイルがあれば「Sound」フォルダへ、動画ファイルがあれば「Movie」フォルダへそれらを移動します。

 それらが終われば、プレイヤーアプリの準備は完了です。

 CrendScenePlayer.exeをダブルクリックすると、プレイヤーアプリが起動し、スタートボタンをクリックすると「startscene」が読み込まれます。

注意

  • プロジェクトフォルダからファイルをプレイヤーアプリに移動する際は、移動するファイルと同名で拡張子が「.rtmeta」「.rtview」というファイルも移動してください。
    「startscene」を移動する際は、「startscene.rtscene」と「startscene.rtmeta」「startscene.rtview」の3つです。
  • スタジオアプリのプロジェクト名はマネージプロジェクトメニューから変更しても大丈夫ですが、シーンアプリのプロジェクト名は「DefaultProject」から変更しないでください。

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